はじめに 前回の「 Terraformのど基本 - その2 」ではTerraformを使用していくにあたってのよく使う基本のコマンドそしてそのコマンドを利用した大きな流れを確認した。 今回は早速Terraformを使ってサンプルでデモと行きたい所だが、まずはその為の下準備をここで行っておきたい。 ちなみにここではAWSを使用してサンプルを作成していく予定である。 準備 まずは何はともあれTerraformのインストールから行っていく。 続いてはAWS CLIを使える状態にしていく。ここで簡単にAWS CLIについて説明しておきたい。 AWS CLIとは? 一言で言い表すとコマンドでAWSの各サービスを扱う為のツール群である。AWS CLIを用いることによって、GUI上から操作していたものをコマンドに置き換えることが可能となるので、IaC化, DevOpsの流れとも相まってよく使われる様になっている。 AWS CLIのインストール それではAWS CLIをインストールしていく。AWS CLIにはバージョンが1と2とが存在するが、基本的にはバージョン2をインストールすればOK。 AWS公式のダウンロードページ より最新のパッケージのダウンロードを行い、インストーラーを起動しAWS CLIをダウンロードしていこう。リンクはmacOSのものだが、同ページには他のOSに関しても記載があるので都度参照されればと思う。 インストールが完了したら次はインストールの検証を行い、AWS CLIが意図通りインストールされているか、パスとバージョンを確認していく。下記の様なパスとバージョンが表示されればインストールは完了となる。 IAMユーザーの作成 既にAWSが使用出来ている時点でrootユーザーのアカウントは作成されているかと思うが、実運用ではrootユーザーを使用するのはベストプラクティスではない為、新規でIAMユーザーを作成してAWSのリソースを扱っていく。 それでは早速新規でIAMユーザーを作成していこう。特に迷う点は無いと思われるが、ユーザー名を入力した後はアクセスの種類を選択する際に プログラムによるアクセス と AWSマネジメントコンソ...